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1日も早い拉致被害者全員の救出にむけて!北朝鮮人権侵害問題啓発週間作文コンクール2023 / 主催 : 政府拉致問題対策本部  後援 : 法務省、外務省、文部科学省
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入賞作品

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中学生部門 優秀賞

「心から笑い合える日のために」

八街市立八街南中学校 
3年 中村 夢優

 びっくりしました!こんな事があるなんて。アニメを見て大きな衝撃を受けました。私は今、十五才。めぐみさんが拉致された年齢にとても近いです。自分が大好きな家族から引き放されて、船に乗せられ、北朝鮮に連れ去られたらどうでしょう。想像するだけで怖くて震えます。そして残された家族の思い。探しても探しても見つからない悲しい日々。
 私は拉致問題についてもっと詳しく知りたいと思い、インターネットで調べました。北朝鮮が拉致をする主な目的は、自国の工作員が日本人になりすまして活動するためだと知りました。そして、拉致の疑いがある行方不明者はなんと七百人もいることがわかりました。日本は平和だと思って暮らしていたことが、少しはずかしくなります。七百人もの方のご家族がめぐみさんのご家族のように辛い気持ちで日々を送っているのですから。
 また、お父さんの横田滋さんは二〇二〇年にめぐみさんと再会しないまま亡くなってしまったのです。愛娘にどんなに会いたかったかを考えると、本当に悔しいです。
 「めぐみちゃんと家族のメッセージ横田滋写真展」開催の広告を目にしました。たまたま近くに用事があり、家族で立ち寄りました。
 そこには、拉致される前のとても明るく幸せに笑うめぐみさんとご家族の写真。またそれとは対照的な、抑えても抑えても涙が止まらないお父さんとお母さんの悲しい泣き顔。
 私が特にショックだったのは、北朝鮮から送られた拉致された当時の学生証の写真です。「ああ、本当にめぐみさんは北朝鮮に連れていかれてしまったんだ。これは現実のことなんだ。」と、実感し、心がつぶれたような気持ちになりました。ネットよりずっと身近に感じ、見逃さなくてよかったと思いました。
 ただ、気になる点もありました。休日にもかかわらず、来場者がご高齢の方ばかりだったことです。学生と思われる人はひとりもいませんでした。これではだめです。もっと多くの人の心を動かさなくては!めぐみさんは今も北朝鮮で暮らしているのです。今すぐにでも日本にかえしてもらいたい。そして、待っているご家族に、ご高齢のお母さんに、一日でも早く会わせてあげなくてはならないからです。めぐみさんも、どれほどお母さんに会いたいことか・・・。考えると胸が詰まります。
 中学生の私に何かできることはあるのでしょうか。あります。伝えることです。たくさんの人に伝えて、力を合わせることです。
 会場では「会いたい」という大きな文字を、たくさんの小さな千羽鶴で囲んで表していました。まるで小さな力でも集まれば、大きな力になるという象徴のようでした。
 「会いたい」たくさんの人が心から願えば、それは絶対に、実現できると信じています。
 心から笑いあえる日のために・・・。

[応募・問合わせ先]

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1

内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室 作文コンクール事務局

電話番号:03-3581-8898

メール:g.rachi@cas.go.jp

北朝鮮人権侵害問題啓発週間作文コンクール2023

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